FreeDV運用ガイド

オープンソースによるデジタル音声通信

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FreeDV 1.5.3

現在のバージョンについて

投稿日 by Hiro

FreeDV-2.0-devel-2024-10-18版
今回リリースされたバージョンにおいて、
音質の改善されたRADEモードがあります。
占有周波数帯域幅は1.6KHzとなります。
日本国内で7MHz帯での運用は、RADEモードを使っての
7.200MHzでの運用はしないようにお願いします。
理由は7.196MHzでの唯一AM局運用に支障があるためです。
FreeDVの開発元では、7.177MHzとアナウンスがされていますが
FreeDV Reporterを見ながら、他のSSB運用局に混信を与えないように
運用してください。


これは、新しい RADE モードを含む FreeDV の最初のプレビュー リリースです。
RADE の開発の詳細については、FreeDV Web サイトのブログ投稿をご覧ください。

https://freedv.org/davids-freedv-update-september-2024/
また、最新のバージョンについては、日々改良が加えられ
バージョンアップをしていますので、
https://freedv.org のリリース情報を参照して下さい。

運用周波数については別ぺージを参照してください

https://freedv.org/davids-freedv-update-feb-2024/
https://freedv.org/davids-freedv-update-march-2024/
https://freedv.org/davids-freedv-update-april-2024/
https://freedv.org/davids-freedv-update-may-2024/
https://freedv.org/davids-freedv-update-june-2024/
https://freedv.org/davids-freedv-update-july-2024/
https://freedv.org/davids-freedv-update-august-2024/
https://freedv.org/mooneers-freedv-update-august-2024/
https://freedv.org/mooneers-freedv-update-september-2024/
これは最初のプレビューリリースなので、いくつか制限があります。

  • RADE は現在、信号の信号対雑音比 (SNR) を返さないため、
    RADE と他の FreeDV モードを同時に受信することはできません
    (つまり、RADE を選択して [開始] を押すと、それが動作できる唯一のモードになります。
    既存のモードで FreeDV を動作させるには、停止して別のモードを選択し、
    再度開始する必要があります)。
  • 現在、RADE ではスケルチを無効にすることはできません。
    現時点では、スケルチを無効にできるかどうかは不明です。
  • コンパイルの問題により、2020/2020B モードは無効になっています。
  • 現在、Windows ARM ビルドはありませんが、将来のプレビュー ビルドに
    含まれる予定です。その間は、64 ビット Intel/AMD Windows ビルドを
    使用できる可能性があります。
  • 最小ハードウェア要件が完全には説明されていないため、
    現在、システムでは RADE を使用できない可能性があります。
    今後計画されている最適化により、この状況が改善される可能性があります。
  • FreeDV Reporter は現在、RADE 信号の受信を報告しませんが、
    RADE 信号を使用していることと、いつ送信しているかを報告します。

その他の注意事項:

  • 以下のビルドは、以前のリリースよりも大幅に大きくなっています。
    これは、Python と RADE に必要なモジュールを含める必要があるためです。
    計画されている C/C++ への移植により、最終的には Python は不要になります。
  • Windows ビルドには Python が含まれていますが、RADE に必要なモジュールは
    含まれていません。インストール プロセスの一環として、FreeDV に組み込まれている
    Python のバージョンがインターネットに接続され、必要なモジュールがダウンロードされます。
  • 開発は迅速に進むと予想されるため、これらのプレビュー ビルドの有効期限は 6 か月です (現在は2025 年 4 月 18 日)。
  • 32 ビット Windows は、RADE で動作しない可能性が高いため、サポートされなくなりました。

バージョン 1.9.9.2以降の追加アップデート:

wxWidgets を 3.2.6 に更新します。 (PR #748 )

バグ修正:
ファイルの再生時に以前使用したパスが保存されないバグを修正しました。(PR #729 )
macOS 上の FreeDV Reporter で適切な時間が表示されなくなるバグを修正しました。(PR #748 )

機能強化:
RX周波数を示す緑の線を表示します。(PR #725 )
ユーザーのフィードバックに基づいて、Voice Keyer 機能の構成を更新します。(PR #730#746 )

モニターの音量調整機能を追加しました。(PR #733 )

ユーザーが明示的に変更しない限り、オーディオ デバイスの設定を変更しないでください。(PR #735 )

ユーザーが提供した場合、タイトルバーに設定ファイルを追加します。(PR #738 )

スペクトル/ウォーターフォールのツールチップに若干の調整を加えました。(PR #743 )

利用可能なバイナリリリース: FreeDV.orgのサイトのダウンロードリンクを張ってあります。

OmniRig とともにシリアル PTT を有効にします。(PR  #619 )
OmniRigのセットアップについては、ここでの説明は割愛します。
下の画像のメニューは、Tools>CAT and PTT Configで開きます。

Icom IC7300のPTTコントロール設定参考情報については
向島ポンポコ日記JA4JOEさんのページを参考にしてください
https://ja4joe.livedoor.blog/archives/13177378.html
Icom IC7100の設定については
FreeDVをやってみよう のサイトを参考にしてください。
https://todo.vc/anotherdecade/2022/20221005_freedv.php

  1. Ver.1.8.12から追加された機能として、任意の周波数を
  2. プリセットされた周波数に追加することが出来るようになりました。
  3. Tools>Options Rig Controlと進み設定をしてください。

 ※運用時DATAモードを使用しないで、通常のLSB/USBモードを
使用する場合は、[ツール] -> [オプション] -> [リグ コントロール] に移動し、
「DIGU/DIGL の代わりに USB/LSB を使用する」 上の画像のようにクリックを
入れて運用します。

 ※以前のバージョンでは、運用している周波数をPSKレポーター、
FreeDVレポーターに通知する際はソフト側が無線機から
周波数を読み取っていましたが、今回のVer 1.8.10より
ソフト側から無線機の周波数を指定することが
できるようになりました。プルダウンメニューの周波数は
国際的に使われている周波数がセットされていて、
任意の周波数を使用するには、ドロップダウン リストをクリックして
希望の周波数を入力することで、周波数を手動で入力することができます。
Enter を押すと、変更が無線にも反映されます。

※左上のTools>FreeDV reporter
FreeDV Reporter にステータス メッセージをレポートする
ロジックを追加します。(PR  #620 )
Message欄任意の文字列(英字)をセットボタンを使ってセットすることで
freeDV Reporterに反映されます。
・また、FreeDV Reporterを開いて送信すると自局のコールサインが
下の画像のように赤く表示され交信可能な受信局が青く表示されます。


Tools>Options>Reportingと進み、自局の情報 
コールサイン グリットロケーターをセットします。
Reporting欄については、下の画像のようにクリックを入れてください。

ご不明な点がある場合や問題が発生した場合はお知らせください




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