FreeDV運用ガイド

オープンソースによるデジタル音声通信

この画面は、簡易表示です

RADE イコライザー

RADE APOイコライザーについて

投稿日 by Hiro

2025年1月現在 リリースされている、FreeDV2.0.0-devel版に
実装されている、RADEモードは、運用する上で問題にはならないレベルの
裾野のサイドスロープがでいます。
各自の判断にもよりますが、FreeDVソフトから出力される信号の帯域幅を
狭める方法として、APO イコライザーソフトを紹介します。
あくまでも、一つの例であると受け止めて使用してください。
※Windowsでの使用を想定して、この記事を書いています。
また、インストール作業を進める際は、必ずパソコンに無線機を
接続し無線機の電源を入れて無線機のUSBオーディオコーデックを
パソコンが認識していることを確認して作業を進めてください。

ソフトのダウンロードは、窓の杜からを推奨します
「Equalizer APO」システムやWebブラウザーなどのサウンドに適用できるイコライザー – 窓の杜
検索して他のリンクも出ますが、ダウンロードの際に
セキュリティ確認が入ることがあるので

また、インストール後に設定が上手くいかない場合は、
一度アンインストールをして再インストールをして
最初から手順を踏んで設定をしてください。

ダウンロードが終わりインストールに入ります。
マウス右クリックで下のようなメニューを開き
管理者として実行とします。

仮面の右下に一番右側のセキュリティーに関する警告が出て
クリックをすると

上のようなユーザーアカウント制御の画面が出ることがあります。
左側の 「はい」をクリックして、次のステップへ 画像が不鮮明ですみません

Next>をクリック

使用許諾 I Agree をクリック

インストールフォルダーの確認 Next > とします。

インストールプログラム名の確認 通常は、このままInstallとします。

上の画面の後に、下のような画像が出ます。

ここでは、Playback devicesに無線機の信号入力に使われている、
サウンドデバイスを選択、通常はUSB Audio CODECで良いと思いますが
各自の環境に合わせて設定をしてください。
選択が終わって、OKとすると

上の画像のようになり、Playback devices の欄が
上の画像のようになりましたらOKとして

インストールが終了、OKとして

Finishとしてインストールは終了です。ここで一度、パソコンを再起動して
Windowsのスタートボタンから Equalizer APO を選択して起動します。

通常使用する場合は、電源ボタンは白いままで機能がON状態です。
赤い矢印で指し示した部分をクリックすると

イコライザー周波数、減衰値の設定エディターが開きます。

ソフトの右側のImportをクリックすると、イコライザー周波数
減衰値のファイルを読み込むことが出来ます。
今回のページを作成するにあたって、あくまで管理人の
設定例として、設定ファイルを作ってみました。
まだ修正の余地はあると思いますが、自己責任の上
使用してください。
FreeDV_RADE.csv  帯域幅1.4KHz    
FreeDV_RADE_1KHz.csv  帯域幅1KHz
FreeDV RADE 1KHzのプロファイルは、7.200MHz 
バンドエッジでの運用に使用します。
また、RADE 1KHzのプロファイルを使用しているときは必ず、FreeDV Reporter
のメッセージ欄にRADE 1KHzと入れて運用をしてください

FreeDVで運用する場合はEqualizer APO Configuration Editorを
開いたままで運用することをお勧めします.FT8などと共用しているPCの場合に
は,FreeDVの運用が終わったら,フィルターをオフにします。電源ボタン黒くなります
また、Equalizer APOは一度設定すると、画面を閉じても設定した条件を保持した
ままで動作し続けます。その点は注意してください

IC7300をお使いのJA4JOE局からも
APOイコライザーについての情報を頂きました

 

上の画像は、APOイコライザーを使わないときの無線機入力信号帯域幅

上の画像はAPOイコライザーを使用した時の無線機入力信号帯域幅
スマートになっているのが、よく分かります。
自局の占有帯域幅を確認する簡易的な方法として
kiwiSDRを使用する方法があります。
http://kiwisdr.com/public/ にアクセスして
japanと検索欄に入力

時間帯と周波数を考慮して、自局の信号を受信する場所のKiwisdrを選びます。
Kiwisdr の受信先を決めたら、無線機のCWキャリアを送信して、自局の信号が
届いていることを確かめて 示している画像の周波数などに違いありますが
凡例として示すために使っているものです、下の画像では7.181MHzにCWキャリア
を受信しています。

次にAPOイコライザー FreeDVソフトを立ち上げて、送信をします
斜め→←を操作することで受信する帯域を狭めることが出来ます。
下の画像はRADEモードを使って送信した時のKiwiSDR受信 ウォーターホール画像
この場合の中心周波数は10.130MHz 一目盛 100Hz 帯域幅が1.4KHz程度となっているのが
分かります。

下の画像は上側のウォーターホールがAPO イコライザーをONにしたとき、
下側がOFFにしたときです、わかりにくいですが

 




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