FreeDV運用ガイド

オープンソースによるデジタル音声通信

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2025 / 3月

10MHz帯 占有帯域幅 2kHzに対しての問題提起

投稿日 by TakeTutumi

この記事は、10MHzでのデジタルモードの占有帯域幅に対しての問題提起です。
現状で占有帯域幅を2KHzを超えて運用することを推奨しているわけでありません

FreeDVの新モードRADEは2つの深層機械学習を採用して従来のモードに比べて
良好な音質で好評であるが、現状利用可能な暫定版は内蔵送信フィルターを
省略してできるだけPAPR(ピーク対平均電力比)を小さくしている
ということで占有帯域幅は本体無線機のフィルター規格値3kHzに
なってしまう。このことは無線設備規則上問題ないが、
JARLバンドプランが10MHz帯だけは2kHz以下となっている
現状からこれに対処するために付属装置に付加的な
送信フィルターを追加する検討が進められておりこの成果は
JH0PCFさんの本サイトの記載とCQ ham radio QEX No.54の
「FreeDV最新ガイド」のなかで詳しく紹介されている。

しかしながらIARUのバンドプランのデジタル音声モードの
占有帯域幅は全バンドでアナログSSBと同じく3kHzである。
10MHz帯に限ってはSSBの運用自体が
一般的に認められていない中でアマチュア人口の
比較的少ないことを理由に豪州とニュージーランドなどの
南半球では3kHz幅のSSBの運用を認めている。
以上からJARLのバンドプランの中途半端な2kHz規定に
技術的妥当性と国際的な認知度と将来性はあるのか
そしてこれは新たな「ガラパゴス規定」の典型ではないかと
以前から危惧していた。

たしかにRADEだけを考えると局所的な問題として技術的に
回避して片付けられなくもないが、RADEとは異なる
新たなデジタル音声技術の今後に大きな制限を与える懸念から
本質的な解決を総務省とJARLに指摘しなければ
将来にツケを回すと思っている

今後技術的な進歩を進めていくであろう
アマチュア無線におけるデジタルモード。
10MHzを14MHzのサブバンド的に
日頃から利用されている諸兄の大所高所からの
ご意見を伺いたいと思い小生の考えをここに記載した。
以上
FreeDVを運用されている皆様のご意見を
お聞きする機会にしていたくて書いています

様々な意見を頂きたく思いますので
こちらまでメールをお願いします



FreeDV GUIの機能について

投稿日 by Hiro

ToolsからOptionと進み開きます。
Reportingと進み自局の情報を入力

自局のコールサイン Grid Square/Locater
Report PSK… Report FreeDV Repo…にチェックをいれOKとします。
Report to PSK Reporter と Report to FreeDV Reporter両方にクリックを
入れることで、自局の運用状態を他局に知らせる事が出来て、他局からも
呼ばれやすくなります。これをしておかないと藪から蛇状態と
なりますので必ず設定をするようにしましょう。また運用の
際は、Tools>FreeDV reporterを開いて運用すると様々な情報を得ることが
出来ます。

FreeDV reporterについては
https://freedv.info/3332/ に詳しく書いています。
次にRig Controlに進みます

PTT Options
Enable Space Key for PTTにクリック
キーボードのスペースキーをPTTの操作に使うことができる
・Frequency/Mode control Options
このオプションを有効にしたときは。スタートボタンを押すと
周波数によるモード変更周波数変更が起こります。
Use USB/LSB instead of DIGU/DIGLにクリックがあると
USBモード・LSBモード無いDIGL・DIGU(DATA)のモードに

手動設定でモード設定をするときは
Enable Frequancy changes onlyこれを有効にすると
これは、FreeDV GUI右下の
Report Freq.(kHz)の周波数が送信時に 無線機にセットされる設定です

No frequency or mode changes
ここをクリックしておくと周波数の変更、モード変更を全て手動で
行うことが出来て、FreeDVソフト側からの無線機のモード、周波数は変更する
制御は行われません、Predefined Frequenciesからの周波数変更は反映されません

USE USB/LSB insterd of DIGU/DIGLのコントロールも無効になります。
先ほども説明しましたが

USE USB/LSB insterd of DIGU/DIGL
※運用時DATAモードを使用しないで、
通常のLSB/USBモードを使用する場合は、「DIGU/DIGL の代わりに USB/LSB を使用する」 
上の画像のようにクリックを入れて運用します。好みにもよりますが

Tools>Options>Modemの設定
ここでの設定はデフォルトのままでよいのですが、
運用に関係する点はclippingのチェックをしておくと700Dモードで
通常のSSBモードでのコンプレッサー効果のように、
少し送信出力を稼ぐことが出来ます、その分受信側のSNRが
悪くなるとレポートをもらうことがあります。
レポートをもらいながら状況に応じて使い分けてください。

Voice keyerの設定を説明します。
ヘッドセットで音声を録音できるように
マイクを準備しておきます。

Startボタンを押してVoice Keyerの上で
マウスを右クリックすると、画像のような表示が現れます、
Record new voice KeyerFile をクリックすると録音した
ファイルの保存先フォルダーが表示され
任意のファイル名を設定して保存をすると
録音が開始されCQ コールサインなどを
話してvoicekeyerボタンを押すと録音が停止されます。
通常はこの設定で行くことが出来ると思います。

設定が終わるとvoicekeykerのボタンに、ファイル名が表示され
CWでいうところのキーヤーの音声版になります。

上の画像のFilter設定について
Tools>Filterを開き画像17のような画面を開きます。
Mic Audio Pre-Processing のSpeex Noise Suppressionと700C/700D/700E
800XA Auto EQにチェックの意味について、ノイズ抑制 Speex プリ
プロセッサを使用して、マイク信号のノイズ抑制、残響除去、AGC を有効に
します700C/700D 自動 EQ FreeDV700C および FreeDV 700D コーデック
入力オーディオの自動イコライゼーション自動 EQ (自動イコライゼーション) は、
入力音声スペクトルを音声コーデックに最も合うように調整しています。
これにより、不快な低音アーティファクト(声の裏返り ケロケロ音)が除去され、
コーデック音声が理解しやすくなる機能です。
RADEモードも音質が良いので、
特段Filter設定をする必要は無いと思われますが必要に応じてFilterを
Enable(有効)として無線機の送信出力を最小にして、Start状態のまま
PTTの上で右クリック 下の画像

Monitor transmitted audioをクリックしてヘッドセットを装着(セット) して
PTTを右クリックするとPTTの上にMonitor transmitted audio にクリックが
ついた状態になります、PTTを押して送信状態にするとマイクから発話した
音声がループバックをしてヘッドセットスピーカーから聞こえてきます。
Filter設定で少しだけ高音域を上げてみる等モニターをしながら音を作って
みるのも 了解度を上げる手法として挑戦してみるのも良いでしょう

FreeDV に新モード(RADE) 驚異の音質のよさ : JE3PRM のblog

オーディオ設定について書かれている方の情報がありました
リンクを張っておきます。 JA1KIHさんのサイト

OmniRig にシリアル PTT を有効にします。(PR  #619 )
OmniRigのセットアップについては、ここでの説明は割愛します。
こちらのリンクを参考にしてください
https://bunpro.shop/omni-rig-setup

Icom IC7300のPTTコントロール設定参考情報については
向島ポンポコ日記JA4JOEさんのページを参考にしてください
https://ja4joe.livedoor.blog/archives/13177378.html
FT991Aの設定についても書かれています。
https://ja4joe.livedoor.blog/archives/28020735.html
Icom IC7100の設定については
FreeDVをやってみよう のサイトを参考にしてください。
https://todo.vc/anotherdecade/2022/20221005_freedv 




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